こんにちは。
街中にはクリスマスツリーも立ち始めてるんですね。
もうそんな季節なのかと。もう冬なんだなぁとか、一年てのは早いものだなぁとか。
実感し始めている場合ではないんでしょうね。
そんな冬の足物にオススメな品が入荷してきましたのでご紹介させて頂きます。
こんな靴が登場するとは。当時は思ってもみませんでした。
"Engineered Garments" × "Timberland"のコラボレーション。
つまり"巧みに設計された洋服" × ”NYで最も愛されたタフなブーツ”
しかも、このEG特有のスタイルで。
NYで育った両者が今手を組み"名タッグ"がここに生まれた。
そんな"夢の様な代物"なんです。
1999年にスタートした、メイド・イン・USAにこだわるアメリカ発信のブランド。デザイナーは”ネペンテスアメリカ”代表であるNY在住の鈴木大器。かつて日本を席巻していたアメリカン・ クローズにインスパイアされた、普遍性の高いスタンダードな物作りに取り組む。ブランド名は「巧みに設計された洋服」という意味。
1918年にマサチューセッツ州ボストンの小さな靴屋で ティンバーランドの創立者であるネイサン・シュワーツがステッチの利いたブーツ作りを始めました。彼自身の手でレザーを裁断し、縫製し、ソールを貼り付けることで、ネイサンは精巧なレザーブーツの作り方を習得しました。1973年、画期的な手法を用いた完全防水のレザーブーツが誕生しました。後の社名となる「ティンバーランド」と名付けられたそのブーツは世界中に広まり、 今なおティンバーランドの伝統的なクラフトマンシップや、品質、アウトドアで培った技術力を象徴するブーツとして世界中で愛されています。
それでは早速ですが商品のご紹介へ参りたいと。
まず選ばれたモデルは"3 Eye Classic Lug"。
とてもクラシックなモカシンタイプにタフなソール。
実に"Timberland"らしいスタイル。
EGの巧みな遊びが加わり、よりエレガントな印象にアップデートされた一足。
"Timberland"らしいタフな"Wheat"か。"EG"らしいエレガントな"NAVY"なのか。
これは本当にどちらもとても良く出来たカラーリング。二者択一は至難の技。
Engineered Garments × Timberland(エンジニアードガーメンツ×ティンバーランド)"EG Special-3 Eye Classic Lug"Wheat
Engineered Garments × Timberland(エンジニアードガーメンツ×ティンバーランド)"EG Special-3 Eye Classic Lug"Navy
"3 Eye Classic Lug"という、まずはこのクラシカルなモデルセレクトがいいですよね。
誰もが履きやすいもモカシンタイプでソールはタフなティンバー。
これぐらい近くに寄ると分かりやすいでしょうか。
これがEGの御家芸。
ヌバックとスウェードの切替を左右の足を非対称に配置。今回も良い出来ですね。
遠くから見たら普通の靴なんですけど、近くで見たら"なんだこれは"ってくらいが良いんですよね。派手すぎると履けませんしね。
とっても良い塩梅ですね。
何年か後にヌバックとスウェードの部分がどう変化していくか。
素材が反転してることで経年変化もとても楽しみな一足なんですよ。
素材の皮の表裏がヌバックとスウェードで出来ているので。
もちろん紐までもが。良いですね。
つま先やかかとのステッチも、もちろんなんですけど見事ですね。
かかとの作りもこの通り反転。ですけど言われないと分からないでしょう。
これを作る行程は簡単じゃないはずなんです。
ですけどそこを作る。ってところが大事だと思うんですよね。
インソールには両者の刻印が。
やはりこのロゴ、僕ら世代には実にクラシック。
ぐるりと囲むレースは、かかとがやや浅めなシューズにおいて、全体のフィット感を上げる役割があります。
そして今回のモデルのキーポイント。
イエローヌバックレザーやワーク感のある"六角アイレット"は、TIMBERLANDを象徴する"6-inch Boot"をイメージ。
この遊びの効いたアレンジがEGらしいですよね。
当時モデルは私物ですがこちらになります。
アイレットはもともとはこうなんです。
90'Sこの"6-inch Boot"の"Wheat"イエローヌバック履かなかった男はいないでしょう。
NYのコンクリートジャングルをこの防水のブーツならへっちゃらで闊歩出来る。
地をタフに行くティンバのブーツ。HIPHOPクラシックですね。
このブーツのアイコン的なディティールがこの"六角アイレット"。
このパーツをモカシンスタイルにはめていった。
EGのネタの解った遊び方がとっても面白いです。
そして、NAVYカラーはEGらしくトラディショナルでエレガントな印象です。
この色だけでイメージをがらっと上手に変えてくるのも巧みな技ですよね。
デニム、カーゴ、チノ、にスラックス。合わせやすそうなこんなモカシン。
欲しかったんですね。
NAVYのモカシンて、ソールが白だったり、レザーが安っぽかったり、探すと意外にこれはというのがないんですよこれも。
そこにこれは見栄えも素材もブランドも総合点が揃ってる。
素材のレザー自体のNAVYの色味もすごく良い発色ですよ。
こちらの"六角アイレット"はガンメタのブラックと言った感じでしょうか。
これがまたNAVYと相性がとっても良いでよね。この感じ好きですね。
衝撃吸収に強いクッション性のアウトソール。
流石そこはティンバ。タフで履きやすい。他のモカシンよりも無骨で男らしく印象的。
今回これだけでも十分に意外性のあるニュース。
がしかしそれだけには留まらない。
STYLE LOOK画像で登場したのが、NYの狂犬と言われた男。
HIPHOP名門レーベル"Def Jam"の"DMX"だったのだ。
これはブランド背景があるだけにとってもぐっと来る話だし、興味深い。
ワークウェアをラフに着るのはも持ち前のスタイル。お手の物。
流石は"DMX"ってところだ。
ジェントルな大人な佇まいと。
落ち着いた印象が伺える。これはこれでクールだ。
当時の彼の写真で脳裏に焼き付いて忘れられない大好きな1枚がある。
NYではこんなにもハードな"強者"がラップしているのかと思わされた迫力の写真。
ヘンリーのサーマルにオーバーオール、ワークJK。
スキンヘッドにピットブル2匹。
もちろん足元はティンバの"6-inch Boot"。似合い過ぎだ。
こんなにもラフな着こなしなのに、日頃のライフスタイルが滲み出ている写真もなかなかないだろう。
当時クラブを賑わした一曲。
このデニムのカバーオールもここまで似合う男も早々いないと思いますね。
EGに選ばれた理由も。なんだか解ってきた気がしてきました。
僕みたいな者にとっては。
90'履き潰した"6-inch Boot"に、たしか始めて買った"3 Eye Classic Lug"が2003ぐらい。
90'と00'の思い出も抱え込んで、2017年にこの形での登場した"Timberland"。
なんだか嬉しくもなりますね。
"系譜的"なこういう"ファッション"の楽しみ方って在り方として面白いなと。
"HIPHOP的"にはこれを"サンプリング"って呼ぶんだなと思うんです。
ファッションも音楽も"嗜み方"は同じなんだなと。
RIXには17awの新作が入荷して来ております。
ぜひ店頭までお立ち寄り下さい。