こんにちは。
寒いですね。雨ですね。しかし。
寒かろうが。このBLOGが冷めることはありません。
雨が降ろうが。このBLOGの紹介したい服がなくなったりはしませんからね。
まだまだ紹介したい"特別なモノ"があったりするんです。
今回は"ENGINEERED GARMENTS"から"歴史的な二社"とのコラボレーション作品が届きました。様々な意味でこの2作。価値のある作品と言えます。追っていきましょう。


1876年George Henry Bass氏により米国で創業された老舗のシューズブランド。
世界で始めてローファーを作った会社として有名。
元々ノルウェーの木こり達が履いていた靴を基に作られたため、"ノルウェーの"という意味の「WEEJUNS(ウィージャンズ)」という商品名で発売された。
履き口が広く、紐もなく、着脱が簡単なことから、怠け者という意味でローファーと呼ばれた靴は、アイビーに必須なアイテムとして高い認知を受けます。
このローファーのサドル部分に1セントコインを挟むのが学生の間で流行し、それがペニーローファー・コインローファーと呼ばれる由来にもなっています。


1894年、ジョン・バブアーがイングランド北東部のサウスシールズに創業し、水夫や漁師のために「ビーコン シリコイル」というオイルドクロスの防水ジャケットを生産。1980年には乗馬用の「ビデイル」、1983年にハンティング用の「ビューフォート」を発表し、英国上流階級のアウトドアブランドとしての地位を確立した。

1999年にスタートした、メイド・イン・USAにこだわるアメリカ発信のブランド。デザイナーは”ネペンテスアメリカ”代表であるNY在住の鈴木大器。かつて日本を席巻していたアメリカン・ クローズにインスパイアされた、普遍性の高いスタンダードな物作りに取り組む。ブランド名は「巧みに設計された洋服」という意味。
ではまずはこちらのペニーローファーからご紹介していきましょう。
何を隠そう"ローファー"と初めて呼ばれたシューズはこのブランドのこのモデル。
とっても有名ですし。彼がオリジナルのなかのオリジナルというわけだ。
学生の時履いたな。とか、父が好んでよく履いてた。なんてモデルでしょう。
かの"マイケル・ジャクソン"が"ムーンウォーク"してる時に履いていた靴としても有名。
このモデルをEGが真っ向から選んでくるところが。またとても魅力を感じます。
なにしろIVYやトラッドの靴の代名詞の様な"WEEJUNS"。
前置きはこの辺りに。そろそろ商品のご紹介の方へ。
IVYの定番ローファーもEGが仕掛けるとこう仕上がってくる。
ENGINEERED GARMENTS x G.H. BASS(エンジニアード ガーメンツ×ジーエイチバス)"Weejun - BA91039"

クラシックなローファーにクロコダイルとリザードの型押しレザーを施した使用。
大人っぽさが高まります。

パーツによって切り替え、さらに左右の足で非対称になるように配置された、EGらしいユニークな発想。

遠目から見たら分からないだろし、誰にも言わなければ気づいてはくれない。
かもしれないところが良かったりする。

そして、経年変化していくうちにこの"左右非対称"巧みさが活きてくる。
所々の素材の角度など違うわけだから。

味が出て来た頃が楽しみですねこの靴。
またわざわざこの靴を作ろう。ってことを企む姿勢が好きですね。
工場の方々は頭がこんがらがったりしてることでしょう。

EG x G.H. BASSこの二社の名が刻まれたペニーローファー。
歴史にも名を刻んだ気さえします。

マイケルが生きていたらなんて言ってくれるんでしょうね。
"クロコダイル OR リザード"だなんて言って履いて欲しい。

"靴べら"なんて素敵なノベルティーも付いています。

こんな雨の日には是非ともオススメしたいこのアウター。
皆様ご存知"BABOUR"。
英国を代表するこのブランドとも手を組むとは。トラディショナルとしか言えません。
そして、なんともう一つ"NEPENTHES”さんよりビックニュースが。
30周年を迎えたこの期に"LONDONへ出店"するそうです。
すごい展開ですね、奇想天外。ワクワクして来ますね。
このタイミングで現れた"米×英"のいや"日米×英"なのか、のコラボレーション。
さてどんなアイテムが生まれたのか。紹介して行きたいなと思います。
もちろん、生地には"BABOUR"の代名詞の"ワックスドファブリック"が独特の質感。
味わいのある仕上がりです。まずはこちら"Dumbo Wax"。
ENGINEERED GARMENTS X BARBOUR(エンジニアード ガーメンツ × バブアー)"Dumbo Wax"

Engineered Garmentsのスタンダードモデル"AviatorJacket"から着想を得たフライトジャケット型のワックスドブルゾン。

リブを裾や袖に配しラグランスリーブで仕立てることでスポーティさを加え、ワックスドファブリックのフラット表情が合わさりすっきりとした印象に仕上がったモデル。

肘もダブルニーでタフな作り。

"BARBOUR"ライナーのチェック柄を封印し、シンプルに単色にデザインすることで
他にはないEGらしい紳士的な装いに。よりクラシックな印象です。

この両者の名が連なる事には重みを感じますね。

内ポケットも完備。

背中から見ますとどっしりとしたシルエット。
今までのBARBOURとは少々訳が違いますね。

脇下には通気口。ワックスドなだけに必要。

このマットなワックスドの質感がとても好きなんですよね。
これでないと出ない色味があるんですよね。

今回のモデルにはこのサイドバックにZIPポケットが。
EGらしい仕様。このポケットがあるとバックいらないんですよね。

さて、もうひと型。
こちらの名は"GRAHAM WAX"。なかなかにくいJKです。
ENGINEERED GARMENTS X BARBOUR(エンジニアード ガーメンツ × バブアー)"GRAHAM WAX"

Barbourのベストセラーフィールドジャケットである"BEAUFORT"をアップデートしたモデル。フラップポケットを無くし、ゆったりとしたシルエットに仕立てた一着。

こちらも肘はダブルでタフだ。

襟はスタンドでき、ストラップこうも凛々しく。
コーデュロイなだけに暖かい。

ZIPもダブルなので、上下からアップダウンできる。
ZIPTOPもRINGなので、グローブなどをしたままでも使いやすい仕様だ。

フロントにあしらわれたストームガードがデザインのアクセントになっていて。
開くとZIPポケットが。濡らしたくないものや落としちゃいけないものはここへ。

こちらのモデルもライナーは無地のBLACK。
キリッとした男らしさ。

背中もざっくりとしたシルエット。

太めのアームにラグランスリーブ。
重ね着で暑苦しくなることもなさそう。

もちろん通気口はないと。

こちらも見たことがあるこのでティール。

左右にZIPポケット。なかでつながっているロングポケット。

この歴史的なタッグ。
どちらか手にしておいてもよろしいのではないでしょうか。
また何かを思い起こさせてくれたのではないかと。
それではスタイルサンプルを。
アウターはこの男らしいフライトJK"Dumbo"をガバッと着込みたい。
だからといって、今まで通りのミリタリーなイデタチでは今日はなくてbabourですし。
インナーには2-tacsのコーデュロイシャツをオープンカラーだからボックスシルエットでざっくり羽織れる。パンツもEGのアンドオーバーなら素材はChino Twillだけどスタイルはスラックスだからいい。足元はトラッドにEG×BASSのペーニーローファー。
ENGINEERED GARMENTS X BARBOUR(エンジニアード ガーメンツ × バブアー)"Dumbo Wax"
BROWN by 2-tacs(ブラウン バイ ツータックス)"OPEN COLLAR"
Nigel Cabourn(ナイジェルケーボン)"BASIC T-SHIRT"
ENGINEERED GARMENTS(エンジニアード ガーメンツ)"Andover Pant - Chino Twill"
ENGINEERED GARMENTS x G.H. BASS(エンジニアード ガーメンツ×ジーエイチバス)"Weejun - BA91039"

フライトJKを着ているけれども。BABOURだからトラッド感もあるって感がいい。
だから、インナーにはそんな印象にも添えられる2-TACS。
オープンカラーシャツを上まで止めるっていうのもこのスタンスだとしっくりくる。

EGの新たな定番アンドオーバーパンツ。このなりのスラックスが欲しいんです。

裾はダブルの5cm。このすっとテーパードがかかった裾をこのボリュームで締める。

ダブルのパンツ似合いますね。ペニーローファー。
久々に。まっとうに履きたい。

それでは最後に一曲どうぞ。
びっくりしたのですが若い世代の方には今やもうマイケルは知ってはいるけど。
ちゃんと見たことはない。曲は知らない。なんて方もいる時代に突入しているんですね。
ということで。これこそが"King Of Pops"。圧巻のSHOW TIMEは7:30。
世界中を音楽とダンスのエンターテイメントへつれていってくれたアーティスト。
スポットライトひとつ照らされたステージの中で、素晴らしいです。
この時の着用はもちろん"G.H. BASSはWEEJUNS"。
おまけ映像として。
どのぐらいマイケルがすごかったかと言えばこのくらいで。
このCMを見た頃あたりに"アメリカン・ドリーム"って言葉を意識だして。
いつからか絶対NY行ってやろう。なんて思った気がしますね。
Michael Jackson Pepsi Generation - YouTube
とある歴史あるブランドの名作シューズがコラボレーションして現代に蘇った。
たかが履くだけの一足のシューズの話。なんですけどね。
この靴がまた目の前に現れたおかげで、マイケルの名曲をもう一度思い出させてくれたりもするんですね。不思議な事に。
このペニーローファーと呼ばれた靴をIVYの人たちもマイケルも彩ってきたからで。
この靴にまつわる様々なストーリーが色濃くあるわけだから。
これもファッションのとても面白い醍醐味ですよね。
自分が履き続けてきた”WEEJUNS”も健在です。

新作が毎週何かしら入荷していますので、ぜひご覧にいらして下さい。
店頭にてお待ちしております。


